不登校のご相談はできますか?
学校生活は独特の規則や暗黙のルールがあり、様々な人間関係が絡み合っています。子どもによっては、学校以外の人間関係を築きにくく逃げ場のない状態になることがあります。こうした環境に合わせようと無理をして頑張ることにより、学校に行けなくなってしまうケースがあります。学校に行けなくなるまでに、頭痛・めまい・腹痛などの症状に悩まされることも多く、身体も心も疲れ切って傷付き、ご本人や保護者の方に様々な葛藤をもたらします。
当院では、学校に行けない(行かない)ことを治療の必要な悪い状態とは考えず、心や身体を回復させて元気を取り戻すための大切な期間だと捉えております。心身の状態によっては、学校を休むことが適切と判断することもあります。ご本人や保護者の方にとって安心できる心のよりどころのような場所になれるよう、お悩みや不安に寄り添いながら一緒に考えていき、最終的には社会とのつながりを持つことを目標にします。そのための土台作りとして、まずはしっかり身体と心を休め、ご本人や保護者の方が楽しい時間を過ごせるようにすることが重要です。
なお、学校に通えているけれど、つらさやしんどさを感じている方のご相談にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
発達に関する不安や心配がある
運動が苦手、不器用で身体のコントロールがうまくできない、ことばの発達が遅く感じる、コミュニケーションをとるのが苦手、激しいかんしゃくを起こす、落ち着きがないなど、発達に問題を抱えたお子様へのサポートを行っています。
発達の問題がある場合、ご本人も様々な困難や葛藤に直面します。専門施設での練習がそういった困難や葛藤からご本人を徐々に解放させることにつながることが多く、場合によっては、専門施設の受診に至る前に周りのご家族や園・学校の先生方がよく理解して関わり方を修正することでご本人が安心して過ごす中、そのお子様なりの社会スキルを身につけられるようになることもあります。
できるだけ早期に発見し、十分に理解した上でお子様にきめ細かく合わせた支援や療育を行っていくことで、隠れていた本来の力を発揮できるようになり、こうしたことで自信がつくと周囲とも良好な関係を築けるようになります。
当院では、発達障害の評価や診断は行っておりませんが、まずはお子様の行動や気持ちをしっかり理解することを重視しています。その上でご本人やご家族と一緒に考えながら、お子様にとって最適な支援につながるようご相談させて頂きます。
専門性の高い検査や治療の必要があると判断された場合やご希望のある場合は、連携する医療機関をご紹介し、お子様が最適な検査や治療をスムーズに受けられるように対応させていただきます。